米Microsoftが米国時間6月25日に,同社のグループウエア・ソフト「Exchange 2000」の拡張機能「Exchange 2000 Service Pack 1(SP1)」をリリースしたことを明らかにした。

 また,Exchange 2000 SP1を入手したExchange 2000ユーザはメッセージングとコラボレーション・ソフト「Outlook 2002」を受け取ることができる。

 Exchange 2000 SP1の主な内容は以下の通り。

・「Exchange 2000 Migration Wizard」を簡素化:複数の「Exchange 5.5」システムのメールボックスを,容易に1台のExchange 2000システムに移行できるようにする。

・「Notes and GroupWise Free/Busy Calendar Connectors」:「Lotus Notes」や「Novell GroupWise」ユーザーと「Exchange」および「Outlook」ユーザー間でカレンダ情報へのアクセスを可能にする。

・ウイルス・スキャン用API「VSAPI 2.0」:インターネット・コンテンツに対するウイルス・スキャン機能を高め,ウイルスの送信元や受信者に関するレポートを行う。

・情報管理機能「Outlook Web Access」向けの新機能:対応言語にデンマーク語,オランダ語,フィンランド語,ギリシャ語,ハングル語,ノルウェー語,ポルトガル語(ブラジルおよびポルトガル),ロシア語,スウェーデン語,トルコ語を追加。その他,UNIX向けの新機能や削除済みアイテムの復旧機能など。

・電子メール管理機能「Mailbox Manager」:あらかじめ設定した日付やサイズに従って,定期的に電子メールを削除する。スケジュール管理,個人フォルダのポリシ設定,管理レポート機能なども備える。

 そのほか,最大4ノードに対応するクラスタ機能やブラウザで会議予定を組めるようにする「Web Scheduler」機能などが含まれる。

 Exchange 2000 SP 1はWWWサイトからダウンロードできる。北米の顧客向けにはCD版の製品も用意する。3枚のCDにExchange 2000 SP 1,Outlook 2002,「Outlook 2001 for Mac」が含まれる。

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