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米IBMとソニー,米CNNが保有する21年間のニュース・ビデオをデジタル化へ5〜7年がかりで総額2000万ドル米IBMとソニーが米国時間4月22日に,米AOL Time Warner傘下のCNNが持つビデオ・テープをデジタル化する大規模プロジェクトについて明らかにした。 CNN向けのデジタル資産管理システムを共同で設計し,CNNの抱える大量のビデオ・ライブラリのデジタル化を手助けする。5〜7年という期間を要する総費用2000万ドルのプロジェクトという。 「過去21年の世界の歴史的瞬間が含まれている12万時間に及ぶCNNのライブラリをオンライン化する。CNNのジャーナリストは世界中からこれらコンテンツに容易にアクセスできるようになる」(IBM社とソニー)。 これはCNNの映像コンテンツの保存や配信の手法を根本から変えるプロジェクトと位置づける。ワークフローをアナログから完全なデジタルに移行することで,これまでのニュース制作の手法を完全に変えるという。 またこのプロジェクトはCNNの映像資産を保護し,そのためのコスト削減にもつながるというメリットもある。CNNは現在ビデオの品質を維持するために日常的にダビング作業を行っているが,この必要がなくなる。 なおこれら映像資産は,CNNの内部ユーザーのほか,将来的には外部の一般ユーザーにも公開するという。ユーザーがデジタル・ビデオや,オーディオ,グラフィックス,テキストといったファイルに自分のデスクトップからアクセスし検索できるようになる。低解像度の画像をチェックし,必要なら対価を支払って高解像度の映像を購入することになる。 またCNN内部の利用では,CNNのスタッフや特派員が直接自分のノート・パソコンからネットワークにログインしてコンテンツにアクセスできるようになるため,テープの検索や記録,本社からの発送といった制作アシスタントが不要になる。 システムには,IBM社とソニーのデジタル・インフラを用いる。これにはIBM社のメディア管理ソフトウエア「Media Production Suite」,ソフトウエアとサービスを統合したメディア資産管理フレームワーク,サード・パーティ製アプリケーションや各種ツール,コンサルティングやSI(system integration)のサービスなどが含まれる。IBM Content Manager,DB2 Universal Database,MQSeries,Websphere,RS/6000,RS/6000 SP,Netfinityなどを提供する。 ソニーはシステム設計サービスや,放送局向けビデオ製品,カスタム・ソフトウエア,統合サービスなどを提供する。中核となるのは,異なる解像度のビデオやメタデータを同期キャプチャする技術。シングルパスのプロセスでこれらが可能になり,デジタル資産制作において大幅なコスト削減をもたらすという。ソニーが提供する製品には,放送局向けのビデオ・サーバーやネットワーク・ストレージ・マネージャの「Petaserve」,デジタル・データ・テープ・ユニット「Petasite」などが含まれる。 ◎関連記事 [発表資料へ] |