米Apple Computerは米国時間3月14日に,カリフォルニア州フォルサムの米PowerSchoolを買収する計画を明らかにした。買収金額は6200万ドル。

 Apple社の株式で支払う。PowerSchool社株主などの承認を待って,最終合意が行われる。

 PowerSchool社は従業員数160人の民間企業。小学校から高校までの学校および学区向けに,WWWに対応した学生情報システムを提供している。このシステムを利用することにより,学校の管理者や教師は生徒の成績を容易に管理し,両親は子どもの学習の進み具合をリアルタイムに追跡できる。同社の学生情報システムは米国の2000校の学校で採用されているという。

 「Apple社には教師と生徒の学習を支援してきた歴史がある。わが社はこの使命の枠を広げ,学校の効率的な運営も支援する」(Apple社CEOのSteve Jobs氏)。

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