スウェーデンのEricssonは現地時間11月24日に,同社のオーストラリア事業Ericsson Australiaがシステム・インテグレーションを手がけるオーストラリアのTUSCを買収したことを明らかにした。

 TUSC社はオーストラリアAllied Technologies Groupの子会社で,従業員は約80人。通信や公益事業関連の企業向けに製品やサービスを提供している。

 Ericsson社はこの買収により,通信サービス業界における地位を強化し,システム・インテグレーション,電気通信管理,OSSの展開を推進したい考え。また,公益事業分野への顧客基盤拡大も図る。

 TUSC社の社員は,Ericsson社のグローバル・サービス部門に加わり,オーストラリア市場の事業に注力する。

◎関連記事
「米連邦政府の通信関連支出,2010会計年度には約214億ドルに」,米調査
米Macromediaと米HP,通信事業者による新サービス構築支援で提携
Nokiaが米Intellisyncを4億3000万ドルで買収
「2010年の世界通信市場は対2004年比2倍の2820億ドル規模」,アイルランド調査
「米国IT支出の成長は2007年に急減速,2008年頃から回復へ」,米Forrester Research
2005年の中国通信業界は前年比27%拡大,「ただしICは依然として輸入頼み」
「全世界の携帯電話機出荷台数,2009年には10億台を突破」,米調査
「2005年Q2の世界携帯電話市場,出荷台数は前年同期比16.3%増」,米調査

[発表資料へ]