セイクリッド・ハート大学は,2005年のホリデー・シーズンに関する調査結果を米国時間11月21日に発表した。それによると,ホリデー・シーズンにおける米国人のギフト購入予算は平均970ドル28セント。ただし,約60.6%が「600ドル以下におさえるつもり」と回答した。

 調査は,10月3~12日にかけて,米国人1000人にインタビューを実施したもの。今年はハリケーンが米国に大きな被害をもたらしたが,復旧支援の寄付を行った人の場合,ホリデー・シーズンのギフト予算は平均1092ドル63セント,寄付を行わなかった人の場合は同639ドル58セント。

 「ハリケーンの救済基金に対して寄付を行なう余裕があった米国人は,ホリデー・シーズンのギフト購入にも十分な蓄えがある。ただし,ギフトに多くのお金を費やす人々は救済基金も行える,という見方は賢明ではない」(セイクリッド・ハート大学Polling Institute部門ディレクタのJerry Lindsley氏)

 贈り物の商品としては,米Apple Computerの「iPod」や携帯電話などの人気が高い。12才以下の子供がいる回答者の8.8%が携帯電話を子供に持たせており,2.2%が今回のホリデー・シーズンで子供に携帯電話を購入する予定である。

 回答者の8.0%がiPodなどのMP3プレーヤを所有しており,4.7%が今後数カ月以内に購入する予定。「所有している」または「数カ月以内に購入予定」という回答者は,18~35才で29.3%,36~55才で13.8%,56才以上で6.0%だった。

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