米Shopzilla(旧称はBizRate.com)は米国時間3月23日に,オンライン・ショッピングに関する調査結果を発表した。それによると,オンライン・ショッピング・ユーザーの大半は,,直接オンライン販売店にアクセスするのではなく,まず情報収集からショッピングを始める。

 調査は,オンラインで商品を購入するインターネット・ユーザー923人を対象にアンケートを実施したもの。オンライン・ショッピング・ユーザーの59%は,まず最初に検索エンジンや比較ショッピングサイト,ショッピング・ポータル,オークション・サイトなどを訪れ,情報を収集する。3年前のその割合は46%だった。

 また,オンライン・ショッピング・ユーザーの87%は,カタログ販売や実店舗の商品価格および在庫状況とオンラインの商品を比較しており,71%が「オンラインの方がメリットがある」と感じている。

 主な調査結果は以下の通り。

・商品を比較する場合,オンライン・ショッピング・ユーザーの37%は比較ショッピング・サイトを利用する。一方64%は,オンライン販売店の各サイトを見て回る

・オンライン・ショッピング・ユーザーは,どこで商品を購入するか決めるまでに,平均4件のオンライン販売店を確認し,決めたあとも,購入手続きをするまでに平均2.61回そのサイトを訪れる

・オンライン・ショッピング・ユーザーの43%は,「たとえお気に入りの販売店があっても,ほかに安く商品を提供しているところがあれば,安い方を選ぶ」と答えた

・「ほとんどの場合,同じブランドから購入する」というオンライン・ショッピング・ユーザーは34%,「ときどき同じブランドから購入する」ユーザーは62%。「必ず同じブランドから購入する」という回答者は1%だった

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比較ショッピングmySimonの創設者,ショッピング向け検索サイト「Become.com」を開設

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