米Jupitermediaの一部門であるJupiterResearchは,2004年のホリデー・シーズン(2004年11~12月)のオンライン支出に関する調査結果を発表した。それによると,同期間におけるオンラインの小売り支出額は221億ドルに達し,前年のホリデー・シーズンと比べて22%増加した。同社の事前予測だった216億ドル(前年比16%増)を上回る結果となった。

 同期は,初めてオンライン・ショッピングを利用した買い物客が1770万人に上り,オンライン支出額の伸びをけん引した。

 同社小売り部門アナリストのPatti Freeman Evans氏は,「ホリデー・ギフトは,小売り業者にとって長期的な関係を形成していく新規顧客を獲得するための絶好のチャンスである。数百万人の消費者がオンラインで始めて買い物をしただけでなく,今まで訪れたことが無いサイトで初めて買い物をした消費者も4分の3に上っている」と説明している。

 同社によれば,2005年もオンライン支出額が引き続き伸びるという。同年の支出額は,前年の660億ドルから20%増の790億ドルに達すると予測している。

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