家電製品の業界団体Consumer Electronics Association(CEA)は,2005年のホリデー・シーズンにおける家電製品の売上予測を米国時間10月17日に発表した。それによると,2005年のホリデー・シーズンでは,家電製品の売上高は9%増加する見込みという。

 ホリデー・シーズン期間中に,ギフト,装飾品,食品,旅行などに費やす総額は一世帯あたり1430ドルで,2004年の1254ドルと比べて14%増加するとみる。

 「ホリデー・シーズンに贈りたいもの/欲しいもの」を調べたところ,いずれも「MP3プレーヤ」が首位だった。前年は,贈りたいもののトップは「デジタル・カメラ」,欲しいもののトップは「プラズマTV」だった。

 その他の欲しいものとして,「プラズマTV」「デジタル・カメラ」「ノート・パソコン」「大型TV」「デスクトップ・パソコン」「ビデオ・ゲーム・システム」「HDTV」「DVDレコーダ」などが挙がった

 CEAが米国成人1000人に電話調査を行ったところ,28%が「携帯型MP3プレーヤの購入に興味がある」と答えており,前年の20%から8ポイント拡大した。CEAのMarket Research部門によると,MP3プレーヤの売上高は,今年に入って現在までに105%増加している。

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