中国のLenovo Group（聯想集団）は，パソコンの設定や保守を簡素化する技術「ThinkVantage Technologies」の機能拡充について，米国時間8月30日に発表した。管理スイート「LANDesk Management Suite for ThinkVantage Technologies」により，ThinkVantageソフトウエアを一元的に管理することができる。

　Lenovo社は同社のノート・パソコン「ThinkPad」およびデスクトップ・パソコン「ThinkCenter」でThinkVantage Technologiesを提供している。

　LANDesk Management Suiteでは，ソフトウエア・ライセンス管理，ソフトウエア配布，イメージの作成と導入，インベントリ，リモート・コントロールが実行できる。これらはThinkVantage Technologiesの主要機能とシームレスに連携するため，「ネットワーク全体でThinkVantage Technologies機能のリモート導入・管理が可能になる」（同社）。

　その他の主な強化内容は以下の通り。

■Rescue and Recovery：
・クラッシュ時，ファイルを救出しなくとも，重要な個人設定を失なうことなくリカバリが可能
・シングル・インスタンス・ストレージにより，大容量ファイルの最新状態のもののみを保存し，バックアップおよびHDDの使用容量を削減

■System Update：
・ドライバ／ソフトウエア／BIOSのアップデート向けサービスおよびサポートに直接接続
・顧客固有のアプリケーション配布に対応するため，顧客のパソコン管理システムに統合

■Client Security Solution：
・使いやすいセットアップ・ウイザード
・ヘルプデスクの助けを借りずに，ログオン・パスワードを復旧
・セキュリティ設定を一覧で確認可能

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