killall
プロセスを終了する(1)
構文
killall [-i,--interactive] [-s,--signal SIGNAL] [-u,--user USER] [-I,--ignore-case] PROCESS...
killall -l
オプション
-i,--interactive | プロセスを終了する前に確認する |
-s,--signal SIGNAL | シグナルをSIGNALに指定する |
-u,--user USER | ユーザーをUSERに指定する |
-I,--ignore-case | プロセス名の大文字と小文字を区別しない |
-l | 利用可能なシグナルを表示する |
PROCESS | プロセス名を指定する |
説明
シグナルを送ってプロセスを終了させる。killコマンドとの違いは、プロセスIDではなくプロセス名で指定する点である。シグナルを指定しなければTERMシグナル(SIGTERM)が使われる。シグナルの指定には、シグナル名もしくはシグナルIDのどちらを指定してもよい。
代表的なシグナル
SIGHUP(1) 制御端末との接続が切断された、または制御プロセスが終了したことによるプロセスの終了(Hangup)
SIGINT(2) キーボードからの割り込み(Ctrl+C)によるプロセスの終了(Interrrupt)
SIGQUIT(3) キーボードからのプロセス中止によるプロセスの終了(Quit)
SIGKILL(9) KILLシグナルによるプロセスの強制終了
SIGSEGV(11) 不正なメモリー参照によるプロセスの終了(Segmentation Fault)
SIGTERM(15) TERM(終了)シグナルによるプロセスの終了(Termination)
SIGCONT(18) 一時停止中のプロセスの再開(Continue)
SIGSTOP(19) 一時停止によるプロセスの停止(Stop)
使用例
vimプロセスをすべて終了させる。
$ killall vim
syslogdを再起動させる(設定変更の反映)。
# killall -s HUP syslogd
関連事項
&、kill、fg、bg、jobs、stop、ps、プログラムを終了する、プログラムを再起動する、プログラムを強制終了する、プログラムを一時停止する