スマートフォン、タブレット、パソコン、テレビ---我々のまわりには、アプリの実行環境となり、インターネットへの窓となるさまざまなスクリーン(=デバイス)が次々と登場している。これら複数のスクリーンを組み合わせることで、新しいユーザー体験を生み出す、そんな動きが始まっている。

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 例えば、旅行中、スマートフォンで写真を撮り、訪れた場所にチェックイン。大画面のテレビで旅の思い出の写真を旅程とともに大勢で楽しむ。

 例えば、スマートフォンをコントローラに、大画面を操るゲーム。スマートフォンにはプレイヤーひとりひとりの画面、テレビには全員に見える画面を映すことでゲームの新しいアイデアや可能性が開ける。

 例えば、スマートフォンでメモし、GPSの位置情報を記録し、音を撮り、パソコンで編集し、大画面で大勢が鑑賞する。

 さまざまなスクリーンで共通に動作するアプリを開発しやすくするHTML5の登場もこの流れを後押しする。

 イベントや識者のインタビューから、マルチスクリーンが秘めた可能性を感じてほしい。

マルチスクリーンの可能性を感じさせるイベント

デザイナーズハック for Multi-Screen UX Competition レポート
「旅、家族、セキュリティ」---マルチスクリーンを生かしたアプリを作るハッカソン開催

Multi-Screen UX Competition 2013 キックオフ レポート
「複数画面アプリで新たなユーザー体験を」第一線のクリエーター3人が語る

スマホ/タブレットでどこに向かう? これからのUI/UX

第1回 UIはハンガー、ネットの価値をリアルに展開し新体験を創る

第2回 「マルチスクリーンと空間性・身体性の掛け算が次の価値」

第3回 「数値化できないUX、最高のUXとは何かを求め続ける」

第4回 「UIの学習深度、使いながら自然に気づいてもらう」

ニコニコをテレビで“ながら見”、UIはテレビ向けに割り切りも