企業インスタント・メッセージのすすめ

 リアルタイムにメッセージをやりとりできる特徴を持つインスタント・メッセージであるが、日本国内の企業ではあまり使われていない。相手の所在情報が把握できるプレゼンス機能も活用すれば、IMは電話や電子メールでは無理だったコミュニケーションが可能になる。

基礎

インスタント・メッセージとはなにか 
 インスタント・メッセージ(IM)は、リアルタイムにちょっとしたメッセージをやりとりできるコミュニケーション・ツールである。電子メールと異なり、会話をするような感覚で利用できる。メモ代わりに利用でき、相手が開封したかどうかがわかるのが特徴である。

電話、メールを補完するインスタント・メッセージ 
 電話と電子メールはコミュニケーションに不可欠なツールとなっている。インスタント・メッセージはこれら従来のコミュニケーション・ツールを補完するものとして注目を集めている。うまく利用すれば、コミュニケーションを効率化でき、生産性向上につながる。

企業向けのIMが必要なワケ 
運用管理やセキュリティが異なる
 インスタント・メッセージ・システムは一般に使われるコンシューマ向けIMと企業などに向けて開発された企業IMに大別される。コンシューマIMは手軽に利用できる半面、セキュリティは十分とはいえない。これに対して、企業IMはセキュリティや運用管理など、企業での利用を想定した仕組みが組み込まれている。

IMの普及を妨げる日本人のDNA? 
 欧米では企業でのインスタント・メッセージの利用が進んでいるが、日本国内ではいまひとつというのが実情である。この背景には、日本人の行動特性があるのではないか。マイクロソフトではその行動特性を調査した。

マナー&Tips

IMを利用する際のマナー、チャットの入退室は? 
 インスタント・メッセージ(IM)にもマナーがある。電子メールなどのように、IMにもそれなりのネチケットが必要である。気軽に使えるIMゆえに、ネチケットに注意しないと思わぬミスや誤解につながる恐れがある。

IMの便利な使い方(その1)、会議中でも、在宅ワークにも 
 インスタント・メッセージ(IM)はメッセージをやりとりするコミュニケーション・ツールである。簡単であるため、いろいろなことに使える。隣りの席の同僚とのやりとり、会議中に連絡を取ったり、在宅ワークの補完ツールに。

IMの便利な使い方(その2)、英語力のカバー、ちょっといいですか? 
 欧米では企業でのインスタント・メッセージの利用が進んでいるが、日本国内ではいまひとつというのが実情である。この背景には、日本人の行動特性があるのではないか。マイクロソフトではその行動特性を調査した。

調査

インスタント・メッセージは便利?面倒?
 インスタント・メッセージを「使いたい」という人が44.5%,「使いたくない」という人が11.8%。インスタント・メッセージの利用経験のある人は少なくなく,その利便性を評価する声も多かった。しかし,その一方で,「煩わしい」「私用が多い」という厳しい意見も多かった。