DATA&DATA
目次
-
企業向けアプリ市場、2012年は製造業がけん引
2012年の国内エンタープライズアプリケーションの市場規模は1兆9227億円で前年比1.9%増、BA(ビジネスアナリティクス)の市場規模は8886億円で同3.7%増となった。IDC Japanによると、長きにわたりIT支出を抑制していた製造業がグローバル化のためにIT支出を増やし、市場の復調に寄与…
-
電子カルテ市場、2017年は1488億円に
電子カルテの2012年の市場規模は1204億円との推定値をシード・プランニングが発表した。同年以降年率約4%で成長し、2017年には1488億円に達する見通しだとしている。2012年は、病院向けが985億円を占めており、普及率は約28.7%。大規模病院では60%を超えるという。診療所向けは126億…
-
国内ERP市場は2016年まで年平均6.7%で成長へ
国内ERPパッケージ市場の2012年度の出荷金額は約855億円で、前年度比7.4%増になるとITRが予測している。2011~2016年度の年平均成長率は6.7%と予測。特にこれまであまり適用されてこなかった「販売」や「生産管理」分野での導入は、それぞれ7.8%、7.6%と高めの年平均成長率を見込ん…
-
コンサルイメージ調査、CIOはIBMに好感
ユーザー企業のCIO(最高情報責任者)の間でコンサルティングサービスのイメージが良い企業は、日本IBM、富士通グループ、野村総合研究所(NRI)の順――。日経BP社の日経情報ストラテジー誌が2013年2~3月に実施した「IT投資とIT経営推進責任者に関する実態調査2013(CIO調査)」でこのよう…
-
本番システム環境でのOSS導入率は25%
オープンソースソフトウエア(OSS)を本番のシステム環境で導入している企業は25.3%に上ることがIDC Japanの調査で明らかとなった。業種別では、通信/情報での導入率が30.6%と最も高く、公共/公益が28.9%、金融が25.6%と続く。導入率が最も低かった業種は流通で20.8%だった。
-
仮想マシンと物理サーバーの出荷台数が2012年に逆転
仮想マシンの2012年の出荷台数が69万2500台に達し、物理サーバーの出荷台数55万7200台を初めて上回った。IDC Japanでは、2016年の仮想マシンの台数が2012年の約2.5倍に当たる174万9500台まで増加する一方、物理サーバーの出荷台数は微減するとしている。予測に当たり実施した…
-
ハイブリッドクラウドのコスト削減効果を試算
仮想化によるサーバー統合を実施する場合と、パブリック/プライベートのハイブリッドクラウドを採用する場合のTCO(総所有コスト)を試算すると、ハイブリッドクラウドの方がTCOを抑えられるとの試算結果をITRが発表した。大手流通業をモデル企業として、サーバー数300台の現行の情報システムと、年間25台…
-
中小企業のクラウド検討は「スケジュール管理」が首位
2012年度にITコーディネータが中小企業ユーザーのために導入検討したクラウドサービスは「スケジュール管理(13.5%)」「メール(11.9%)」「Webサイト(9.1%)」「文書管理(8.5%)」の順だった。ITコーディネータ協会と情報処理推進機構の共同調査による。「営業支援(6.7%)」は20…
-
2012年のパブリッククラウド市場規模は45%増
国内パブリッククラウドサービスの2012年の市場規模は、IDC Japanによると前年比44.8%増の933億円だった。東日本大震災後に同サービスが注目されたことや、情報系アプリのモバイル対応、ソーシャルネットワークとの連携といった先進的機能を持つサービスへの理解が進んだことが背景という。今後の成…
-
SaaSとPaaS、大企業の半数が利用拡大へ
ユーザー企業が今後、利用拡大を考えているITサービスの人気上位は、「IDC(インターネットデータセンター)サービス」や「SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)・PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)」だという調査結果を情報処理推進機構(IPA)が明らかにした。従業員数が1001人以…
-
DBMSアプライアンス市場、2012年度は37.4%増に
データベース管理システムとハードウエアをセットにしたDBMSアプライアンス市場が好調だ。2012年度(2013年3月期)の市場規模は前年度比37.4%伸びて168億円になるとITRが予測している。2011年度の21.1%に比べて伸びが大幅に拡大した。外資系ベンダーを追う形で2012年度から国産ベン…
-
情報システム子会社の事業規模、2013年度は2%増
情報システム子会社の事業規模(内販と外販の合計)が、2013年度は前年度比2%増の1兆9330億円になると矢野経済研究所が予測している。同年度の追い風としては、消費税増税前の駆け込み需要、2014年のWindows XPサポート終了に備えた開発の増加などがあるという。ただし2014年度以降は、クラ…
-
「BAを業務改善や経営に活用」は半数
国内企業におけるBA(ビジネスアナリティクス)アプリケーションの活用レベルは、46.6%がレベル1(日常業務に活用)にとどまっている。IDC Japanが2012年12月に従業員10人以上の企業1072社を対象に実施した調査で、こうしたBAの活用実態が分かった。レベル2(BAを業務改善に活用)にあ…
-
韓国でスマートフォン利用のネット銀行登録者が急増
韓国The Electronic Times(韓国電子新聞)の報道によれば、韓国銀行は2013年2月21日、スマートフォンユーザーのモバイルバンキング登録顧客数が2012年は前年比131.3%増の2395万人に達したと発表した。ただし同調査はインターネットバンキング全体の登録顧客数が同国人口を大き…
-
2012年の国内サーバー市場は前年比5.1%減
2012年の国内サーバー市場は金額ベースで前年比5.1%減の4453億円だったとIDC Japanが発表した。出荷台数の減少率はさらに大きく前年比12.0%減の55万台。台数に比べて金額の減少が穏やかだった原因はメインフレームの好調とx86サーバーの単価上昇。メインフレームは金融業向けが好調で20…
-
ヘルスケア関連IT市場、2013年は1兆円超
国内における2013年のヘルスケア関連のIT市場規模は初めて1兆円の大台に乗って1兆134億円になるとIDC Japanが予測している。2012年の9973億円から1.6%成長する。2012年~2017年の年平均成長率は1.8%で、2017年は1兆913億円になるという。
-
ソーシャルメディア解析市場、2012年度は20億円
2011年度(2011年4月~2012年3月期)の国内ソーシャルメディア解析市場の規模(ソフトウエアの売り上げとサービス利用料の合計額)が、前年度比36.9%増の約14億円だったとアイ・ティ・アールが発表した。2012年度の同市場は2011年度から41.8%増加し、20億円に達すると予測している。…
-
企業内DCのサーバー設置台数、前年比3%減に
2012年末時点の国内のサーバー設置台数(インストールベース)が、IDC Japanによると2011年末時点より1%減少し、273万7000台となった。設置場所別では、事業者データセンター(DC)は前年から4.1%増え、全体の36%を占めた。企業内DCは前年比3.0%減でシェア40.8%。オフィス…
-
Java脆弱性を狙った攻撃、マルウエア感染の成功率は5割以上
不正に改ざんしたWebサイトを通じてクライアントPCをマルウェアに感染させる攻撃手法「ドライブバイダウンロード」。その成功率が、米オラクル製Javaランタイム環境(JRE)の脆弱性を悪用した攻撃では5割を超えていたことを日本IBM セキュリティー・オペレーション・センターが明らかにした。2012年…
-
SaaS利用率は1割未満、今後はCRM・SFAで急増か
ERP(統合基幹業務システム)・業務アプリケーションでSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を利用しているのは、いずれの業務分野でも1割に満たないことが矢野経済研究所の調査で分かった。CRM(顧客関係管理)・SFA(営業支援)のSaaS利用率は9%、他の業務分野では2~3%の水準にとどまって…