米Sun Microsystemsは,Javaのためのカンファレンス「JavaOne 2005」を6月27~30日に米サンフランシスコにて開催する。同社が概要を米国時間5月23日に明らかにした。Java技術が誕生してから10周年を迎え,10回目のカンファレンスとなる。

 同カンファレンスには,トップ・レベルのJava技術企業や開発者が集まり,革新的な技術が紹介されたり,さまざまなイベントが開催される。

 Sun社はTopCoder社と共同で,前回人気を博した参加型イベント「JavaOne Coding Challenge」を今回も開催する。参加者は,カンファレンスのセッションで学んだことを,実世界のプログラミング問題に応用して,コーディング,コンパイル,テストを経てソリューションを提出する機会が与えられる。優勝者には,2006年のJavaOneカンファレンスに参加できる権利やSun Microsystems Pressから出版される書籍セットなどが提供される。

 26日に予定されている「NetBeans Software Day」では,NetBeans統合開発環境(IDE)とその他のSun製ツールが紹介される。Sun社開発プラットフォーム・グループのCTOであるJames Gosling氏が,これらかのJava開発ツールと開発者の生産性,アプリケーション品質,パフォーマンスを向上させる新しい技術について論じる。

 また,「Ask the Experts」では,参加者がSun社の専門家にJava技術に関して質問できる機会が与えられる。「Duke's Choice Awards」では,Java技術関連の優れたイノベーションがSun社CEOのScott McNealy氏によって紹介される。

 同年のカンファレンスには,スポンサーとして米BEA Systems,米Hewlett-Packard(HP),フィンランドのNokia,ジャストシステム,米Axalto,米Compuwareなどが参加する。

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