米Googleは米国時間4月12日に,地域検索サービス「Google Local」を携帯電話向けに提供することを明らかにした。また,道路情報を携帯電話で取得できる「Driving Directions」も開始する。
「新しい携帯端末向けサービスは,長距離を旅行する場合,あるいは故郷でレストランを探す場合などに,紙の地図や情報ガイドなどを見るわずらわしさを省く。これらのサービスは,ユーザーが時間と場所を問わず価値ある情報にアクセスするという,我々の目標において,大きな前進となる」(Google社プロダクト・マネジメント部門バイス・プレジデントのJonathan Rosenberg氏)
各サービスの主な使い方は以下の通り。
・Google Local
XHTML対応の携帯電話で,モバイル向けGoogle Localにアクセスし,「What」「Where」の検索キーワード欄に条件を入力する。たとえば,「What」欄に「wifi hotspot(Wi-Fiホットスポット)」,「Where」欄に「90226(郵便番号)」を入力すると,カリフォルニア州マンハッタンビーチにある,Wi-Fiホットスポットが表示される。Google社の地図検索サービス「Google Maps」などと連携する。現在のサービス提供は,米国とカナダのみ。
・Driving Directions
ショート・メッセージング・サービス(SMS)を利用した同社のサービス「Google SMS」で,46645(GOOGL)宛てに検索キーワードを送信し,道路情報を入手できる。たとえば,「from jfk to 50 broadway new york(JFK空港からニューヨーク市ブロードウエイ50番地まで)」と送信すると,詳細な道順がテキスト・メッセージで表示される。なおGoogle SMSでは同様にして,金融/天気/映画上映時間などの情報も取得できる。
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