米Googleは,同社の検索サービス「Google」に,検索内容に関する事実に基づいた答えを提供するQ&A機能を追加した。Google社Google Q&A部門技術責任者のJonathan Betz氏が,同社のブログで米国時間4月7日に明らかにしたもの。

 キーワードを入力し,検索を実行すると,事実に基づいた回答が検索結果一覧の最上部に表示される。著名人,映画,世界の国々,惑星,元素などの分野の情報を調べることが可能。

 質問は自然な言語で行える。例えば,「how many moons does jupiter have?(木星にはいくつの衛星がある?)」と入力して検索を実行すると,「63個」という回答と,情報の出典URL(この場合は米国立科学データセンター)を提示する。

 同機能は,ショート・メッセージング・サービス(SMS)を使ったモバイル向けサービス「Google SMS」でも利用可能。キーワードを入力して46645(GOOGL)宛てに送信すると,回答を受け取れる。

 ちなみに,オンライン百科事典サイト「Wikpedia」を運営するWikimedia Foundationは,米Yahoo!からハードウエア・リソースなどの支援を受けることで合意したことを,同日発表している(Wikimediaのプレス・リリース)。これにともない,Yahoo!社は同日より,検索サービス「Yahoo! Search」のフランス版でWikipediaのコンテンツをショートカット機能に統合した試験運用を行う。

◎関連記事
米Google,地域検索サービスで衛星写真表示を開始
米Googleが株式情報拡充,シャトルバス検索のベータ版も開始
Googleに学ぶ,成功するR&D――Geeksは眠れない
米Google,Web解析ソフト・ベンダーの米Urchinを買収
「検索エンジンの人気トップは依然Google,ただしYahoo!とMSNも善戦」,米調査
「Webサイトの顧客満足度,GoogleやYahoo!が高得点」,米調査
2004年のIT業界を振り返る――PtoP,OSS,検索戦争,和解,買収そしてセキュリティ

[ブログの記事]