米Cisco Systemsと米Protego Networksは,Cisco社によるProtego社の買収について最終合意に達した。Cisco社が米国時間12月20日に明らかにしたもの。Cisco社は6500万ドルを現金で支払う。手続きは2005年1月末までに完了する見込み。

 Protego社は,企業ネットワーク向けのセキュリティ監視アプライアンスを手がける未公開企業。カリフォルニア州サニーベールに拠点を置く。2002年に設立され,現在の従業員数は38人。

 Protego社のアプライアンス製品により,従来のセキュリティ・イベント監視機能を,より高度なネットワーク管理機能などと連携できる。その結果,ネットワーク/セキュリティ機器をより効率的に利用できるようになるという。

 「Protego社を買収することで,当社のネットワーク・セキュリティに対する取り組みを強化する。同時に,Protego社の優れたセキュリティ監視/脅威管理技術などにより,セキュリティ分野の活動を補完できる」(Cisco社セキュリティ技術グループ担当副社長のRichard Palmer氏)

◎関連記事
米McAfee/米Symantec/トレンドマイクロなど,米Ciscoのセキュリティ支援プログラム「NAC」対応製品の提供ベンダーが15社に
「2004年Q4の侵入検出/防止システム世界市場,米Ciscoと米ISSがシェア22%でリード」,米調査
「2004年のウイルス被害ワースト1は『Netsky-P』,Netsky亜種が全体の41.6%」,英調査
「セキュリティに対する脅威拡大に伴い,侵入防止システム市場が急成長」,米調査より
「企業はスパイウエアを懸念するも,対策ソフト導入率は10%未満」,米調査
「過信は禁物,パソコンの80%がスパイウエアに感染」,米調査
「セキュリティ最大の課題は,ユーザーの認識の低さ」,米Evans Data調査
「評価の高いセキュリティ・ベンダーは米Netegrityや米Symantecなど」,米調査

[発表資料へ]