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Treo 650 |
新版では,CDMA/1xRTT対応のデュアル・バンド・モデルと4つの周波数GSM/GPRS/EDGE対応モデルが用意される。価格はそれぞれの通信事業者によって400~500ドルの間で設定される予定。通信事業者向けの出荷は,米国が年内,その他の地域は2005年を予定している。
Treo 650は,QWERTYキーボードを装備し,Palm OSをベースとするオーガナイザ,メッセージング,電子メール,インターネット・ブラウジング機能の利用できるスマートフォン。写真以外にも,ビデオ撮影とMP3の再生機能が追加された。VGAカメラは,暗いところで撮影ができるように改善されており,MultiMediaCard/SD Cardの拡張スロットを装備するようになった。
新モデルでは,解像度320×320ドットのディスプレイ,電源を切っても記憶した内容を保持する不揮発性メモリー,取り外し可能なバッテリを搭載する。Bluetoothに対応するので,同無線技術に対応するヘッドセット,車載システム,コンピュータ,プリンタとの通信が可能になった。
また,同社の電子メール・クライアント「VersaMail」を使って米Microsoftの「Exchange Server 2003」に直接アクセスできるようになった。VersaMailは,写真,HTML,Word,Excel,PowerPoint形式の添付ファイルも表示させることもできる。WebブラウザはJavaScriptをサポートする。
同社によれば,同社会計年度第1四半期における売上高のおよそ半分がTreo 600によるものだった。同モデルの出荷台数の累計は66万1000ユニットに達しており,同期だけで27万3000ユニットを出荷している。
同製品の詳細は,同社のWWWサイトに掲載されている。
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