米Handspring社は,2003年第3四半期に出荷を予定している携帯端末の新シリーズ「Treo 600」向けのソフトウエア開発ツール(SDK)を米国時間7月22日に発表した。

 同キットにより,開発者は,同シリーズのテレフォニ,メッセージング機能,QWERTYキーボード,5方向のナビゲーション・システム,Palm OS 5ソフトウエア基盤,SD/IO拡張スロット,ビルトイン・カメラ,カラー・ディスプレイ,スピーカ,システム・サウンド向けのアプリケーション開発が可能になる。

 同キットは,アプリケーション・プログラミング・インタフェース,テレフォニ,データ通信,イメージング,オーディオ・コントロール向けライブラリ,システム拡張,電子インタフェース,メカニカル設計向け仕様,Treo 600スタイル・ガイドを収録する。

 また,同社は同日,Treo Optimizedガイドラインを発表している。この自己管理プログラムは,サード・パーティ製品向けに設計されている。同ガイドラインにより,開発者はTreo 600とその他のTreoファミリ製品の互換性を確立できる。Treo Optimizedソリューションは,Handspring社とパートナのオンラインと小売チャネルを通じて販売のサポートを受ける。

 無償の開発者キットとTreo Optimizedガイドラインは,同社サイトからダウンロード可能。

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