米Dellは,同社のサーバー「PowerEdge 1750」でクラスタを構築し,米Microsoftの「Exchange Server 2003」を利用したベンチマーク・テストを実施した。Dell社が米国時間8月23日に明らかにしたもの。Dell社によると,「クラスタ構成でExchange Server 2003のベンチマークを行ったのは当社が初めて」(同社)

 PowerEdge 1750は,米Intelの3.2GHz版Xeonプロセサを2個搭載する。同サーバー4台でクラスタを構築し,ストレージ・システム「Dell/EMC CX600」に接続した。Exchange Server 2003を利用したサーバーの性能評価テスト「MAPI Messaging Benchmark 3(MMB3)」を実施したところ,1万5000MMB3の値を出したという。

 ちなみにMMB3では,サーバーのスループットを評価するために,大量の電子メールを模したワークロードを生成する。

 Dell社によると,PowerEdge 1750の1プロセサ当たりの価格は7800ドル。「標準ベースの拡張性に優れたサーバーのため,初期費用が少なくてすむ」(同社)としている。Dell社Product Group部門担当ディレクタのReza Rooholamini氏は,「拡張性を備えたサーバーは,企業ニーズに柔軟に対応できるため,リソースを最大限に活用できる」と説明した。

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