米AMDは，デスクトップ・パソコンの置き換えを狙った“デスク・ノート”と呼ばれるノート・パソコン向けの新型プロセサ「AMD Athlon 64 processor 3700＋」を米国時間8月17日に発表した。
同プロセサは，x86命令セット・アーキテクチャ（ISA）を64ビットに拡張した「AMD64」と呼ぶアーキテクチャを採用。32ビットおよび64ビットの両アプリケーションを実行できることから，「64ビット・アプリケーションへのスムーズな移行が可能」（AMD社）
プロセサと各種LSIを接続するバスはHyperTransport。省電力技術「AMD PowerNow!」によりバッテリ駆動時間が長いという。また，Windows XP Service Pack 2（SP2）と組み合わせてウイルスやワームによる攻撃を防ぐ技術「Enhanced Virus Protection（EVP）」に対応しているので，バッファ・オーバフロー（バッファ・オーバラン）を悪用するウイルス／ワームを無力化し，その複製やほかのシステムへの感染を防止できる。
AMD Athlon 64 processor 3700＋の1000個ロット時の単価は500ドル。世界各地で直ちに利用可能とする。
なお同プロセサを搭載するデスク・ノート・パソコンは，米Hewlett-Packard（HP）が「HP Pavilion zv5000z」「Compaq Presario R3000Z」製品系列で，米VoodooPCが「ENVY」製品系列で発売を予定している。
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