英BTG，米Teleshuttleと傘下のTeleshuttle Technologiesは，米Microsoftと米Apple ComputerがTeleshuttle Technologies社の特許を侵害しているとして，カリフォルニア州北部米連邦裁判所に提訴したことを，英国時間7月20日に発表した。
3社が問題としている特許は，米国特許番号「6,557,054」，タイトルは「Method and system for distributing updates by presenting directory of software available for user installation that is not already installed on user station」。2000年4月20日に申請し，2003年4月29日に成立した。個々に独立した多数のユーザーにソフトウエア・アップデートを配信するための手法に関する技術である。
同特許に関して独占的ライセンス発行権を所有するBTG社は，Microsoft社のOSと「Office」製品，Apple社のOSに，同特許の範ちゅうである技術が使用されていると主張。過去に行われた特許侵害による損害賠償と，同技術の今後の使用禁止を求めている。
また，BTG社，Teleshuttle社およびTeleshuttle Technologies社は，別の3件の特許に関しても，Microsoft社製OSのアクティブ・デスクトップ機能やオフライン・ブラウジング機能に該当技術が使用されているとして，同裁判所に提訴している。当訴訟で3社が問題とする特許は以下の通り。
・米国特許番号「6,658,464」。タイトル「User station software that controls transport, storage, and presentation of content from a remote source」。2000年4月20日に申請。2003年12月2日に成立。
・米国特許番号「6,611,862」。タイトル「User station software that controls transport and presentation of content from a remote source」。2000年4月20日に申請。2003年8月26日に成立。
・米国特許番号「6,125,388」。タイトル「System for transporting information objects between a user station and multiple remote sources based upon user modifiable object manifest stored in the user station」。1997年12月1日に申請。2000年9月26日に成立。
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