米Juniper Networksは米国時間7月13日,2004年第2四半期の決算を発表した。売上高は3億690万ドルで,前年同期の1億6510万ドルと比べて86%の増収。GAAPベースの純損失は1260万ドル(1株あたり損失は2セント)で,前年同期の純利益1360万ドル(1株あたり利益は3セント)から赤字に転落した。

 非GAAPベースの純利益は4270万ドル(1株あたり利益は8セント)で,前年同期の1030万ドル(同3セント)から増加。営業による現金収入は1億1900万ドル。前年同期は6030万ドルだった。

 またJuniper Networks社は,同社の取締役会が,最大2億5000万ドル相当の自社株式を買い戻すプログラムを承認したことを,同日発表した。

 「当期は,財務目標および米NetScreenの買収による統合目標を達成し,提携先や販路との関係を高めることができた。同時に,高性能ネットワーク・ソリューションに対する顧客のニーズに応えることに注力した。これらの成果は,2004年後半に現れるだろう」(Juniper Networks社会長兼CEOのScott Kriens氏)

◎関連記事
米Juniperの2003年Q3決算,売上高は前年同期から13%増の1億7210万ドル
米Juniperの2003年Q2決算,大幅な増収増益でEPSは3セント
米Juniper Networksが2002年Q4と通年の決算を発表,通年の売上高62%減の5億4650万ドル,1株当たり1セントの損失
米Juniper,SSL VPN製品としては「初めて」SAMLをサポート
米Juniper Networks,米NetScreenを約40億ドルで買収
米Juniperと米Lucent,IPインフラ・ソリューションの共同開発などで提携
米Juniperがルーター用セキュリティ・ソリューション「J-Protect」を発表
米Juniper Networksのバックボーン向けIPルータがIPv6に対応

[発表資料へ]