米Juniper Networks社(日本法人はジュニパーネットワークス)は2001年11月28日,同社のバックボーン向けIPルータ「Mシリーズ」の5製品すべてをIPv6に対応させたと発表した。同社が11月上旬に提供を始めたルータ用ソフトウェアの新版「JUNOS 5.1」を組み込むことで実現する。

 Mシリーズの特徴は,パケットのフォワーディング(転送)をハードウェアで行うため,処理能力が高いこと。IPv6の稼働時でも実際の運用に耐える「実稼働品質」を確保しているという。また,IPv4とIPv6を同時に稼働させても性能が低下しないとしている。対応するルーティング・プロトコルは,静的ルーティング,RIPng,IS-IS,BGP with v4 Peering,BGP with v6 Peering。

 既存のMシリーズ・ユーザは,ソフトウェア・サポート契約を結んでいれば,Webから無償でJUNOS 5.1をダウンロードできる。

(大森 敏行=日経バイト)