米Novellは,LinuxやUNIX向けの.NETアプリケーション開発を可能にするオープン・ソースのプラットフォーム「Mono 1.0」のベータ1版を米国時間5月6日,発表した。.NETアプリケーションを作成するための開発環境,API,技術ロードマップを提供する。

 Mono 1.0の最終版は年内にリリースする。C#コンパイラ,Common Language Runtime(CLR)JITコンパイラ,クラス・ライブラリのセットなど,.NETに対応したコンポーネントが含まれる。

 主な特徴は以下の通り。

・開発者は,機能豊富なクライアント,Webサービス,サーバー用のアプリケーションを作成し,Linux,NetWare,Mac OS,Windowsなどに実装することができる。

・各種のOSに対応したAPIおよびSDKの作成を簡素化するツールを備える。

 Monoはもともと,Novell社が買収した米Ximianのプロジェクト。米メディアの報道(CNET News.com)によると,同プロジェクトは2001年に開始され,昨年中にベータ版をリリースする計画だった。今回ベータ1版を発表したことから,6月初めにベータ2版,6月末に最終版をリリースするとみられる。

 Mono 1.0ベータ1版の詳細な情報はMonoプロジェクトのWebサイトで掲載している。

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.NETの強さと弱さ

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