米RealNetworksが,メディア・プレーヤ「RealPlayer 10」の最終版をリリースした。同社が米国時間4月7日に発表した。同製品は,RealAudio,RealVideo,AAC,Windows Media,QuickTime MPEG-4,MP3を含め,インターネットの主なメディア形式のすべてを再生できる。ベータ版は,1月7日に米国限定でリリースされたが,最終版は,北米,欧州(独語と英語版),日本向けに提供される。その他の国に向けたバージョンは,夏以降に提供開始を予定している。
同日,同社は新しいパートナも発表している。現在,50社を超えるコンテンツと技術プロバイダがRealPlayer 10とReal 10プラットフォームをサポートしているが,新しくAir America Radio,Car Talk from NPR,Movielink,Virgin Radioが加わった。
無償版のRealPlayer 10が提供する主な機能は次の通り。
・主なメディア形式に対応。すべての大手オンライン・ミュージック・ストアからダウンロードした楽曲を再生可能。
・統合される音楽ダウンロード・ストア「RealPlayer Music Store」は50万曲を超える楽曲を提供。AACを使って192kbpsで圧縮した高品質なオーディオを提供する(米国版のみ)。
・ストリームのスムーズな早送り,巻き戻しが可能。ライブ・ストリームの一時停止もできる。
・iPOD,palmOne,Treo 600,Creative Zen NXといったポータブル音楽プレーヤやPDAを含め,50種類以上の機器で利用できる。
RealPlayer 10は,北米,欧州,日本向けに提供されており,同社Webサイトから直ちにダウンロードできる。同製品は,無償版,有料版が用意され,有料版と「RadioPass」「SuperPass」といったコンテンツ・サービスの定期購読を組み合わせて購入することもできる。
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