米RealNetworksは，同社の有料音楽配信サービス「Rhapsody」で，2月の配信曲数が4800万曲を超えたことを米国時間3月10日に発表した。1日あたりの配信数は，平均160万曲以上に達した。2月における同サービスの利用は14％増加しており，過去9ヶ月で連続して2桁成長している。
「この成長ぶりは，顧客がオンラインの音楽配信サービスに求めている価値を同サービスが提供していることを示している。Rhapsodyは，アルバム数にして4万5000枚以上に匹敵する楽曲を提供しているが，ユーザーはこれらを1枚のアルバムを購入するよりも安い価格で楽しむことができる」（RealNetworks社音楽サービス部門バイス・プレジデントのSean Ryan氏）
Rhapsodyは，月額料金9ドル95セント（最初の14日間は無料）で，ユーザーに無制限アクセスを提供する。大手レコード会社や独立系レコード会社が保有する60万曲以上をオンデマンドのストリーミングで視聴できるほか，50万を超える曲から好きな楽曲をCDに記録できる（CDへの保存は1曲79セント）。そのほか，好みの専門ラジオ局を聴いたり，音楽情報などの閲覧が行える。
◎関連記事
■英Virgin，デジタル音楽販売の総合サービスで米MusicNetと提携
■「音楽の有料配信，2004年は米国以外でも拡大」--国際レコード産業連盟が調査
■米RealNetworksの新たな有料音楽配信サービス，「1曲79セントでCD保存が可能」
■ 1年ですっかり様変わりしたデジタル音楽市場，競争はさらに激しく
■米Napster，「音楽配信サービスのダウンロード販売曲数が500万曲を突破」
［発表資料へ］
