米Agilent Technologiesは,インドの首都ニューデリー近郊のグルガオンにシステム・オン・チップ(SoC)設計センター「Agilent System-On-a-Chip Design Center」を開設した。同社が米国時間3月31日に発表した。同センターは,ASIC(特定用途向けIC)とシステム設計サービスを提供する。

 同センターは,ASIC開発に関して上位レベル設計,論理設計,物理的設計,評価,システムのファームウエア設計などに対応する。Agilent社は,2004年末までにおよそ50人の従業員を配備する予定。同社は,米国内に4カ所,そしてマレーシアとシンガポールにASIC設計センターを開設している。

 「同地域では,技術設計の活動レベルが上昇している。同SoC設計センターは,アジア地域における顧客とのリアルタイムでインタラクティブな協調を促進するだろう」(同社半導体製品グループ担当社長のYoung K. Sohn氏)

◎関連記事
STMicro,インドで3カ所目の半導体設計センターを開設,新施設も建設中
「2003年12月の世界半導体市場は前月比0.5%縮小,ただし前年同月比では28%成長」,米SIA調査
「復活しつつある通信インフラ向け半導体市場,2008年には50億ドル弱に」,米IDC
「オフショア・アウトソーシングは経済の活性化と雇用拡大をもたらす」,米調査
米IBMがインドの通信会社と10年間のITインフラ契約,現地でサービスの共同販売も

発表資料へ