米Texas Instruments(TI)は,2004年第1四半期の業績見通しの修正を米国時間3月8日に発表した。修正後の売上高は,28億3500万~29億5000万ドルの範囲,1株あたりの利益は19~22セントの範囲となった。同期は引き続き半導体製品の需要が高く,同社は,1月26日に発表した事前予測の下限を引き上げた。

 全体の売上高予測は,従来の27億2000万~29億5000万ドルから下限を引き上げ,28億3500万~29億5000万ドルの範囲に狭められた。半導体部門の売上高も下限が引き上げられ,従来予測の2億4000万~2億6000万ドルが2億5000万~2億6000万の範囲に狭まった。

 センサー・コントローラ部門の売上高は,事前予測2億5500万~2億7500万ドルを2億6500万~2億7500万ドルの範囲に修正した。E&PS部門の売上高は,7000万~8000万ドルの予測が7500万~8000万ドルの範囲に修正された。

 1株あたりの利益に関しては,これまでの予測だった16~22セントが19~22セントの範囲に修正された。

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