米Verizon Wirelessは,携帯電話機から複数のインスタント・メッセージング(IM)サービスにアクセス可能な「Mobile IM」サービス の提供を開始した。Verizon Wireless社が米国時間12月17日に明らかにしたもの。当初は「MSN Messenger」と「AOL IM」へのアクセスを提供し,2004年初頭には「Yahoo! Messenger」にも対応する。

 同社によると,「Mobile IMのユーザーは,パソコンを使用しているときと同じように,フルカラーでグラフィック・ベースのIMサービスを利用できる」という。

 Mobile IMを利用するには,アクセスしたいIMサービスのアカウントが必要。Mobile IM用のアプリケーションは,Verizon Wireless社のコンテンツ・ダウンロード・サイト「Get It Now」から入手する。対応機種は,韓国LG Electronics製のカメラ付き携帯電話機「LG VX6000」。

 Mobile IMサービスの主な内容は以下の通り。

・バディ・リスト,コンタクト・リスト,フレンド・リストを個別に閲覧,更新,管理できる
・絵文字やT9方式の入力で簡単にメッセージ作成できる
・携帯電話機を閉じた状態でメッセージの受信が可能
・IMサービスにログインした状態でも通話料金がかからない
・複数のやり取りを同時に行える
・在席・離席状況の変更が可能
・不要なメッセージのブロック機能
・ヘルプ機能のスクリーン表示

 Mobile IMの利用料金は,受信メッセージ1件当たり2セント,送信メッセージ1件当たり10セント。また,2004年3月31日まで,無制限でメッセージの送受信を行える月額4.99ドルのプロモーション・キャンペーンを実施する。

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