「2003年第3四半期の世界サーバー市場で，米IBMは工場出荷額ベースの市場シェア31.1％を獲得して首位に立った」。IBM社は米国時間11月26日に，米IDCの調査結果を引用するかたちで発表した。なお同社のシェアは，前年同期と比べ1.4ポイント上昇したという。
IDCが同日発表した調査結果によると，世界サーバー市場の2位は米Hewlett-Packard（HP）でシェア27.7％。3位は米Sun Microsystems（シェアは10.8％），4位は米Dell（同9.5％）だった。
IBM社は，ブレード・サーバー分野で売上高と出荷台数ともに首位の座を獲得。売上高ベースのシェア34.8％，出荷台数ベースのシェア34.5％を占めた。
またHP社とSun社も同様に，IDCの調査結果を引用した発表を行っている。HP社はUNIXサーバー分野で，売上高ベースのシェア33.8％を獲得して首位に立った。「当社のUNIXサーバー出荷台数は，前年同期と比べ約20％も増加した。また，Linuxサーバー分野とx86プロセサ搭載サーバー分野で，売上高と出荷台数ともに1位となった。x86分野では，出荷台数ベースのシェアを31.9％，売上高ベースのシェアを32.3％獲得した」（HP社）
Sun社はラック・マウント型サーバー分野で健闘した。「2ウエイのラック・マウント型サーバーでは，出荷台数ベースのシェアが最も伸びたほか，4ウエイのラック・マウント型サーバーでは，出荷台数および売上高ベースのシェアが最も大幅に拡大した」（Sun社）
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