「2003年第1四半期の世界Linux／UNIXサーバー市場で，当社は売上高と出荷台数の1位に復活した」。米Sun Microsystemsが米国時間6月5日に，米GartnerのDataquestの調査結果を引用するかたちで発表した。

　Sun社グローバル情報オフィス担当副社長のLarry Singer氏は，「顧客が当社の新製品投入に反応したことで，ライバルを上回ることができた」と説明する。「競争の激しい1ウエイ・サーバー市場において，当社の『V120』サーバーが大きく成長した。これは，当社の低コスト・コンピューティング戦略が成功していることと，SPARC／Solarisシステムに移行する顧客が増えていることを示すものだ」（同氏）

　そのほかの主な調査結果は以下の通り。

・Sun社の市場シェアは出荷台数ベースが24.2％，売上高ベースが29.5％で，いずれも第1位

・Sun社が売上高ベースのシェアを前期から拡大したのに対し，2位と3位の企業はシェアを縮小した

・UNIXサーバー市場に限ってみた場合，Sun社の出荷台数ベースのシェアは52％，売上高ベースのシェアは34％で，いずれも前期に比べ増加した。52％という出荷台数ベースのシェアは，2位から4位のメーカーを合わせたシェアを上回る

・ミッドレンジ・サーバー「Sun Fire V1280」と，前期比2ケタの伸び率をみせた「Sun Fire V880」が，Sun社のシェア拡大の要因となった

・V120は出荷台数が前期比19％増，売上高が同21％増加した

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