米Lexmark Internationalが米国時間4月21日に,2003年第1四半期の決算を発表した。売上高は11億800万ドルで,前年同期の10億5000万ドルと比べて6%増加。純利益は9500万ドルで,前年同期の7200万ドルと比べて32%増加。1株当たりの純利益は73セントで,前年同期の53セントから36%増加した。

 粗利益は3億5600万ドルで,前年同期の3億1000万ドルから増加。粗利率は32.1%で,前年同期と比べて2.6ポイント上昇した。

 営業支出は2億2800万ドルで,前年同期の2億500万ドルと比べて拡大。営業利益は1億2900万ドルで,前年同期の1億500万ドルより増加した。

 レーザーおよびインクジェット・プリンタ用消耗品の収入は6億4200万ドルで,前年同期の5億4600万ドルと比べて17%増加した。総売上高に占める割合は58%となった。前年同期のその割合は52%だった。

 レーザーおよびインクジェット・プリンタの収入は3億7000万ドルで,前年同期の4億100万ドルから8%減少した。

 Lexmark社会長兼CEOのPaul J. Curlander氏は,2003年第2四半期の見通しについて「企業や消費者の支出停滞と激しい価格競争のため,慎重な見方を維持する」とし,売上高の前年同期比成長率を5%以内,1株当たり利益を70~80セントと予測した。

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