米VERITAS Softwareは,バックアップの集中管理ソフトウエア「VERITAS Global Data Manager」の新版を米国時間3月24日,発表した。異なる複数のOS上のバックアップと復旧プロセスを管理する。

 新版のVERITAS Global Data Managerは,大規模な分散環境において,バックアップ・ソフトウエア「VERITAS NetBackup」と「VERITAS Backup Exec」の実行プロセスを管理・監視する。

 VERITAS Global Data Managerにより,管理者は企業全体にわたる複数のデータ保護プロセスを即座に確認できる。VERITAS Backup Execを用いた遠隔オフィスのバックアップや,VERITAS NetBackupを用いた異種プラットフォーム上のデータ保護に関するポリシーなどを一元的に制御することで,より効率的な管理を可能にする。

 「企業は,社内ネットワークの先端にある遠隔地や支店などのサーバー上の重要なデータも保護しなければならない。当社は,顧客が社内全体にわたる管理能力を強化し,VERITAS NetBackupやVERITAS Backup ExecとVERITAS Global Data Managerを組み合わせた機能を最大限利用できるよう支援する」(VERITAS Software社製品マーケティング部門上級ディレクタのRobert Maness氏)

 VERITAS Global Data Managerの新版はすでに入手可能。価格は5000ドルから。AIX,HP-UX,Solaris,Linux,Windows上で稼働しているVERITAS NetBackupをサポートする。

◎関連記事
「日本でもトップをとる」,ベリタス社長が宣言 
米ベリタス,アプリ性能管理・サーバー管理ソフトを手がける2社を買収
ベリタス,Windows Server 2003対応のバックアップ・ソフト新版
米ベリタスがLinuxへの取り組みを強化,クラスタリング・ソフトとNASソフトをLinux対応に
米BMCソフトウエアと米デル,企業向け管理ソリューションの導入で世界規模の提携
米Microsoft,アプリケーション/システム管理ソリューション「Microsoft System Center」を発表
米レッドハット,大企業のLinuxシステム管理用サービスを強化

[発表資料へ]