米Red Hatは米国時間1月23日,大企業向けLinuxの総合的な構築に向けた計画を明らかにした。「Red Hat Network」サービスで提供している大規模企業向けシステム管理の枠組みに新機能を追加する。

 Red Hat Networkは,Red Hat Linuxシステムのバグ修正やセキュリティ・アップデートといった更新情報を配信するシステム管理サービス。企業はWebを介して,安全かつ容易にRed Hat Linuxを管理できるようになる。

 今回発表した計画では,Red Hat Networkの機能に,デバイス監視,トレンド分析,SLA報告,自動障害管理などの機能を組み合わせる。

 Red Hat Networkの大企業向けシステム管理の枠組みは,「他の企業向けシステム管理アプリケーションとは異なり,システム調査に人員を必要としない。また,強固な障害管理エンジンを備えた包括的なシステムで,大企業の分散型コンピューティング環境にも対応する」(Red Hat社)としている。

 「Linuxが大企業向け主要アプリケーションの分野で勢いをつけるとともに,包括的なシステム構築における管理性の重要度も増している」(Red Hat社Engineering部門上級バイス・プレジデントのPaul Cormier氏)

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