モバイル・アプリケーションの製作や発行を手がける9社が,米Motorola製携帯電話機向けのエンターテインメント・アプリケーションのデモンストレーションを,ドイツのハノーバーで開催中の見本市「CeBIT 2003」で行う。Motorola社がドイツで現地時間3月13日に明らかにしたもの。

 デモを行う9社は,Motorola社の開発者向けプログラム「MotoCoder」に参加している。各社は,Motorola社の最新携帯電話機や,今年後半にリリース予定の携帯電話機向けにコンテンツ,アプリケーション,サービスを開発する。

 「Motorola社は,外観の優れた携帯電話機の作成だけでなく,革新的な方法で従来とは違うアプリケーションを提供することに,より重点を置いている。今年も当社の開発パートナがコンテンツ作成を盛り上げると期待している」(MotoCoderのグローバル・ディレクタ,Marc Naddell氏)

 CeBIT 2003でデモを行う予定の9社は次の通り。マルチメディア・ハードウエアとソフトウエアを手がける米First International Digital,Javaベースのストリーミング・メディア・プラットフォーム開発の米helloNetwork,モバイル・ゲームプロバイダの英iFone,モバイル向けエンターテインメント・アプリケーションのプロバイダである米JAMDAT Mobile,中国のモバイル・ゲーム開発企業Magus Soft,小型スクリーン向けブラウザ開発のスウェーデンMediabricks,携帯電話機向けゲーム・プロバイダの米THQ Wireless,香港大学の技術研究と技術活用事業Versitech,英語,中国語,ドイツ語,フランス語のOCR開発を手がけるシンガポールのHotcard Technology

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