ドイツT-Mobile Internationalの米国法人T-Mobile USA社と米Intel社は,T-Mobile社のWiFi(802.11)高速無線インターネット接続サービスの促進を目的としたマーケティング・キャンペーンで提携する。両社が米国時間3月3日に発表した。

 このサービスは全米2100カ所を超える場所で展開されているもの。同プログラムは,IntelがノートPC向けにビルト・イン無線機能を提供する「Centrino」モバイル技術の提供開始に合わせたもの。

 両社は,ノートPCユーザーが空港,空港ラウンジ,書店,コーヒー・ショップなどでインターネットや企業ネットワークに高速で無線アクセスできる「T-Mobile HotSpot」サービスの認知度を高めることで協調する。

 両社は,T-Mobileのネットワーク上における「Centrino」モバイル技術のエンジニアリング・テスティングを行っている。また,両社は,T-Mobile HotSpotロケーションの認識を高めるために,広告,オンライン・マーケティング・キャンペーン,共同ブランド標識を含む共同マーケティング構想の下に協力する。

 また,同日T-Mobile社は,「T-Mobile HotSpot」サービス向けの新しい定額無制限アクセス・プランも発表している。1カ月29.99ドルの年間契約により,顧客はStarbucks,空港,「American Airlines Admirals」クラブを含む米国内2100を超える場所において,T-Mobile HotSpotサービスを無制限に利用できる。また,同サービスは,空港,書籍販売大手の米Borders Books and Music,米United Airlinesと米Delta Air Linesのクラブとラウンジを含む新しい場所でも利用できるようになる。

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