米Microsoftが米国時間2月6日に,同社のメディア・プレーヤ「Windows Media Player 9 Series」とビデオ編集ソフトウエア「Windows Movie Maker 2 for Windows XP」の導入状況に関する調査結果を発表した。それによると,2003年1月のリリースから30日間で,Windows Media Player 9 Seriesのダウンロードは1400万件という「記録的な値」(Microsoft社)に達したという。また同じ期間,Windows Movie Maker 2 for Windows XPのダウンロードは300万件を超えた。

 Microsoft社によると,メディア・プレーヤに限れば,リリース後30日間のダウンロード件数の記録はこれまで「Windows Media Player 7」が保持していたという。「今回Windows Media Player 9 Seriesが達成した件数は,Windows Media Player 7の2倍近い」(同社)

 「これほど多くダウンロードされたことに驚いている。Windows Media Player 9 Seriesベータ・ユーザーの満足度の高さが評判を呼び,多数の導入という結果に結びついたのは明らかだ」(Microsoft社Windowsデジタル・メディア部門ジェネラル・マネージャのDave Fester氏)

 なお同社が1600人以上のベータ・ユーザーを対象に実施した調査では,主に以下の結果が得られたという。

・ユーザーの90%近くが,音質向上,Fast Streaming技術によるバッファ処理時間の短縮,プレーヤの性能向上といった「機能改善に満足している」と回答した。

・80%近くが,Mini-Playerモード,クロスフェードや音量調整といった音響効果機能,Smart Jukebox機能といった「新機能に満足している」と答えた。

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