米Stamps.comは米Microsoftと提携関係を拡大し,Stamps.com社の電子切手発行サービスとMicrosof社のMS Wordの統合で協力することを米国時間10月23日,明らかにした。

 現在,Stamps.com社の電子切手発行サービスとMicrosof社のオフィス・スイート「Office XP」の後継製品である「Office 11」のベータ版を組み合わせたテストを行っている最中だという。

 ユーザーはWord 11を使って封筒を出力する際,「電子切手追加」の項目にチェックを入れると,宛名や住所と一緒に切手を封筒に印刷することが可能。「すべての作業を,使い慣れたWord内で実行できる」(Stamps.com社)

 Stamps.com社CEOのKen McBride氏は,「我が社のサービスをWordのようなツールと統合することにより,郵便物を手配する手間が低減し,生産性を高めることができる」と説明した。また,同氏は「我が社のサービスの価値が増し,新規顧客獲得の可能性が開ける」と述べた。

 またStamps.com社は,Microsoft社のユーザー向けに,図や企業ロゴの印刷,切手の利用状況のレポート,郵便の種類や重量による切手料金の自動計算といった機能も提供する計画である。

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