米IBMと,米Halliburtonの子会社である米Landmark Graphicsが,石油/天然ガスの探索/生産(E&P)業界に向けたソリューションの提供に関して提携した。両社が米国時間5月24日に明らかにしたもの。「E&P業界におけるコンピュータ・システムの価格性能比や運用効率を劇的に高める」(両社)
両社は,Landmark社のE&Pソフトウエア/ハードウエア技術,IBM社のハードウエア,システム・インテグレーション・サービスを組み合わせて,E&P業界向けLinuxソリューションを開発していく。これにより,「LinuxをE&P業界の標準プラットフォームにする」(両社)という。
両社が開発するLinuxソリューションは,デスクトップ3Dグラフィックス,サーバー,モバイル・コンピューティングに関するものとなる。またスーパー・コンピューティング・アプリケーション向けにクラスタ技術も提供していく。
具体的には,Landmark社のデータ管理ソフトウエア,地震情報処理/解析ソフトウエアをIBM社のeServerに最適化する。最適化対象には,Linuxクラスタやグラフィックス・ワークステーション「IntelliStation」が含まれる。
また今回の取り組みにはIBM Global Servicesも参加する。IBM Global Servicesは顧客に対し,運用サポート・サービス,ITコンサルティング・サービス,アウトソーシング・サービスを提供するという。
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