EIP(企業情報ポータル)構築ツール大手の米Plumtree Software社が,ポータル・プラットフォームの最新版「Plumtree Corporate Portal 4.5WS」と「.NET Gadget Development Kit(GDK)」のベータ版を米国時間5月15日に発表した。

 「Plumtree Corporate Portal 4.5WS」は,Windows,Java 2 Platform,Enterprise Edition (J2EE),その他のプラットフォームからの電子リソースを取りまとめ,Webサービスを通じてアプリケーション,検索の統合,コンテンツのインデックス付け,ユーザーの認証を行う。

 最新版では,検索の高速化に加え,同じコード・ベースを共有するようになったWindows版とUNIX版の間でパリティ・チェックを行う機能を提供している。

 また,「Web Services Architecture」を拡張して,SOAP経由で外部検索エンジンに接続できる。またWebサービスを通じて電子リソースを統合できるようになっており,「Gadget Web Services」によるアプリケーションの統合,「Crawler Web Services」を通じたコンテクストのインデックス付け,「Search Web Services」による検索機能,「Authentication Web Services」による外部ディレクトリからのユーザーのインポートなどがの機能が追加されている。

 「Plumtree Corporate Portal 4.5WS」は,5月24日に配布開始を予定する。

 また,同日発表の「.NET GDK」は,「Plumtree Corporate Portal」向けに開発者が「.NET」サービスを構築するのを支援する。同製品により開発者は,「.NET」に準拠するVisualBasic,C#,Jscriptなどの言語を使用して「Plumtree Gadget Web Services」を作成できる。

 同製品は,ドキュメンテーション,「.NET Gadget Web Service」のコード・サンプル,ポータル・コミュニケーション向けライブラリを収録する。2002年第3四半期の初旬に同社サイトから配布される予定。

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