ITアプリケーションとアーキテクチャのテスティングを手がける米RTTS社は米国時間3月19日,同社が実装に成功したXMLテスティングの戦略を発表した。このテスティングは,クライアント・サイトに実装して実施する。同社の戦略は,システム・アーキテクチャ全体のデータの整合性を評価し,.NETとJ2EEプラットフォームの両方の付加価値をサポートするもの。
SOAP/XMLがデータ転送形式の標準として受け入れられるに従い,XMLデータ・コンテンツが重要な問題となっている。自社内の独自仕様のシステム間におけるデータ転送でXMLが使われたり,WebサービスでのXMLデータ交換などが増加するに従って,データ・コンテンツのテスティングが重要性を増すと同社は説明する。
「自動化されたテスティング・ツールにより,リクエストXMLドキュメントの作成とレスポンスXMLのキャプチャと解析が容易に可能となる。そのため,システム開発,リリース前のテスティング,リリース後のシステム・モニタリングで使える強力なテスティング・ソリューションとなる」(同社)。
戦略の一環として,同社はXMLドキュメントのデータ・コンテンツの妥当性を簡単に評価できるコンポーネントを開発した。このCOMコンポーネントは,ほとんどの自動化された機能テスティング・ツールを使って呼び出すことができ,レスポンスXMLドキュメントを解析してデータ・コンテンツをベースライン・データと比較する。
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