XML技術者育成推進委員会(東京都品川区,斎藤信男会長)は3月4日,同会が認定するXML(拡張マークアップ言語)の技術者認定制度の資格取得者数が2月末日で500人を超えたと発表した。これを受けて同会は,2002年9月末までの取得者数目標を,当初の1000人から2000人に上方修正した。

 特定ベンダーに依存しない認定資格「XMLマスター」の認定者数が拡大している背景を,同会はe-Japan構想に代表される官公庁システムやBtoB(企業間)取引システム,WebサービスなどXMLを利用する案件が増えているためと見る。こうした案件を獲りたいシステム・プロバイダなどが4月移行の新年度予算で資格取得教育を予定しているという。

 同会は,XMLコンソーシアム(会員数200社)と外資系情報産業研究会(同32社)の2団体と,インフォテリア(東京都品川区,平野洋一郎社長)やNECソフト,大塚商会などのシステム・プロバイダ9社で構成されている。(志度)