マイクロソフトは3月8日,Office XPからXML Webサービスを利用するための開発キットOffice XP Web Services Toolkitの配布を開始した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。ダウンロードするソフトのサイズは約2.2MB。

 Office XP Web Services Toolkitは,Office XPのVBA(Visual Basic for Applications)からXML Web Serviceを利用するための開発キット。VBAエディタのアドオンとして動作する開発支援ツールWeb Service References Tool,実行に必要なランタイム・モジュール,ヘルプ・ファイルなどで構成される。マウス・クリックと数行のコードを記述するだけで,Webサービスからデータを取り込んでExcelのワークシートに表示する,といったことができるようになる。

 Web Service References Toolは,公開されたXML Webサービスが登録されているUDDI(Universal Description,Discovery and Integration)レジストリからXML Web Serviceを検索し,対応するVBAのクラス(プロキシ・クラス)を自動生成する。あとは,通常のVBAのクラスと同じようにこのプロキシ・クラスのメソッドを呼び出すことでWeb ,Serviceを利用できる。詳しくは,英語版についてのニュースを参照。

(日経ソフトウエア)