韓国のSamsung Semiconductorが米国時間1月21日に,米Microsoftのビデオゲーム機「Xbox」向けDDR SDRAMの供給に関してMicrosoft社と戦略的提携を結んだと発表した。

 Xboxは,グラフィックス・アプリケーション向けに最適化した128Mビット(4Mビット×32構成)のDDR SDRAMデバイスを4個搭載しており,主記憶の合計は64Mバイト。Samsung社が供給するDDR SDRAMのバンド幅は6.4Gバイト/秒という。「これにより,驚異的なグラフィックスとスムーズなゲームプレイが可能」(Samsung社)

 また,Samsung社は同社のSCM技術,生産能力,配送ネットワークをいかして顧客サービスを提供するとしている。

 なおXbox向けメモリー供給では,Samsung社のほかに米Micron Technologyがサプライヤ契約を結んでいる

 Xboxはすでに北米で購入可能。希望小売価格は299ドル99セント。日本での発売開始は2月22日を予定している。Microsoft社によると,Xboxは北米での発売以来150万台が販売されているという。

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