マイクロソフトは2001年8月27日,米Microsoftが開発したゲーム機「Xbox」を日本で2002年2月22日に発売すると発表した。同時に,日本の有力ソフト開発会社が供給する独自のゲーム・タイトルも発表した。Xboxの米国での発売日は2001年11月8日である。日本での発売に当たっては,認知度の高い日本企業によるタイトルを同時に供給することで,先行するソニー・グループや任天堂に勝負を挑む。

 今回マイクロソフトは,Xboxの仕様に関する追加情報も明らかにした。本体にはハードディスク装置(HDD)を標準で搭載するほか,「D端子」を搭載して有効走査線1080本×水平画素数1920画素のHDTV(高精細度テレビ)映像も出力できるようにした。また,オンライン・ゲームなどの通信機能に対応するため,伝送速度10Mb/s・100Mb/sの「イーサネット」のボードを標準で内蔵した。本体に搭載する光ディスク駆動装置は2~5倍速のDVD(ディジタル多用途ディスク)で,5.1チャンネルの「Dolby Digital」の音声再生機能も備えている。ただしDVDソフトの再生には,映像復号化機能などを追加するための別売りのキットが必要になる。

 なお,日本でのXBoxの発売時には12~20タイトルのソフトが同時に供給される予定である。今回はセガ・グループやナムコ,コナミ,アトラス,カプコン,テクモなどの有力ソフト・メーカーが独自タイトル(他社ゲーム機向けソフトの続編なども含む)の供給を発表した(8月27日発表)。