米Meridien Researchが米国時間1月14日,金融業界におけるXML(eXtensible Markup Language)の利用状況に関する調査結果を発表した。金融機関は現在,コスト削減を余儀なくされていることもあり,即座に投資回収が見込める社内プロジェクトでXMLを利用している。しかし経済が回復すれば,今後は,複数の金融機関の連携を目的とした社外プロジェクトでの利用が進むという。

 「当座は金融機関の多くが,XMLの利用を社内プロジェクトにとどめるだろう。しかし金融機関は最終的に,複数機関における相互運用性,業務の自動化,業務処理の効率化を実現したいと考えており,XMLに対する投資や,利用法の模索が今後も継続する」(Meridien Research社アナリストのSarah Ablett氏)

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