カナダのDataMirrorが現地時間11月26日に,データ交換ソフトウエアの新版「DB/XML Transform Version 2.5」をリリースしたと発表した。

 「DB/XML Transformを使用することにより,企業は既存のEDIインフラとXMLベースの技術を迅速に統合することができる。社内および社外の取り引きをより速く効率的に行えるようになる」(DataMirror社)としている。

 「競争が激しい現在の市場では,社内をはじめ,社外の取り引きパートナと企業データを活発にやりとりする能力が重要だ。企業は厳しい予算内で時間とリソースを節約しつつ,既存のITシステムと新たな技術を利用する手段を求めている。DB/XML Transformは既存のEDIインフラでXML,データベース,テキスト形式のやりとりを可能にする。企業は社内および社外における情報のフローを向上することができる」(DataMirror社CEOのNigel Stokes氏)

 DB/XML Transformの新版は「RosettaNet」に対応する。処理能力を引き上げたほか,データベースへの変換においてより詳細なトランザクション管理を行えるようにした。グラフィカル・ユーザー・インタフェースも強化し,入力パラメータのデータ・エントリ画面などを強化した。データベースから他のフォーマットに変換するための複雑なクエリー定義を簡素化するという。

 DB/XML Transform Version 2.5はすでに利用可能。価格はDataMirror社のWWWサイトで確認できる。

◎関連記事
BtoBの“本命"がついに始動
米モトローラや米NS,台湾TSMCなど,ロゼッタネットのデータ標準を利用開始
米マイクロソフトがRosettaNet対応の「BizTalk Server Accelerator」を発表
ロゼッタネットが実装フレームワークの新版をリリース,セキュリティを強化
RosettaNetや既存EDIを統合運用可能に--米webMethodsの製品マネージャに聞く
米MS,次世代Webサービスの設計思想「The Global XML Web Services Architecture」を発表
XML標準化団体OASISがビジネス言語の標準化に向けた技術委員会,「まずはxCBL」

[発表資料へ]