米Qwest Communications Internationalは米国時間12月13日に,2001年の第4四半期と年間および2002年における業績予測を下方修正した。

 地域電話サービスを提供している米西部14州と,米国全体における景気低迷が続いていることや,事業者向け広帯域キャパシティ・サービスの需要低下などを反映したものになるという。

 2001年第4四半期の売上高は48億ドル,EBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は17億ドルを見込んでいる。2001年通年の業績では売上高が198億ドル,EBITDAが74億5000万ドルとなる見込み。

 また2002年は,売上高が194億~198億ドルの範囲にとどまると予測する。EBITDAは71億~73億ドル。2001年に比べると,売上高は横這いから2%減,EBITDAは2%~5%減となる見込み。ただし,一時的な売り上げ/支出を除いた場合は,5~7%増となる見込み。

 Qwest社は従業員の追加削減計画についても明らかにした。今後さらに7000人を削減する計画で,これにより従業員数6万2000人(2001年末時点)を2002年半ばまでに5万5000人に減らす。

 なおQwest社は先に,4000人の人員削減と1000人の配置転換計画を発表していた。

 このほか同社は,先の業績予測発表時に55億ドルとしていた2002年の設備投資額を42億~43億ドルに削減することも明らかにした。

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