オブジェクト指向技術の標準化を進めるObject Management Group(OMG)の「Model Driven Architecture(MDA)」を,米IBMが同社の「WebSphere」製品に導入した。OMGが米国時間11月14日に明らかにしたもの。
MDAとは,オープンな標準規格を使用し,データおよびアプリケーションの設計,実装,統合,管理といった,システム開発のライフサイクル全般にわたって工程の標準化を図る規格。
「OMGのあげた成果により,IBMは自由に利用可能な標準規格に基づいた製品の展開を行えるようになる」(IBM社WebSphere MDAアーキテクトのStephen A. Brodsky氏)
MDAの詳細は,OMGのWWWサイトに掲載している。
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